アカシア(ミモザ)

野に咲く黄色いミモザ・アカシア

春に咲くマメ科の常緑低中木「アカシア」

明治時代に庭木として輸入され、楽しまれている常緑低中木です。現在でも庭先に良く植らていて日本の生活にも馴染みのある樹木です。お花屋さんでは「ミモザ」という名前で店頭に並ぶ事もありますが、本来「ミモザ」とは「オジギソウ」の事で「葉の姿」が似ている事でミモザと呼ばれるようになり定着しています。

東京では桜が咲く前の頃に公園等で花が咲いているのをよく見かけます。

観葉植物でも一般的に販売されいてる「オジギソウと葉の形が似ています。上の写真の葉と下の「オジギソウ」の写真を比較するとオジギソウに似ている事が分かります。

野に咲くオジギソウの葉

ブラジル原産のオジギソウは手で葉を触れると、開いた状態から小さな葉を閉じて茎にピタッと葉を寄せます。

切り花は大きく分けて3品種

現在主に切り花として生産されているアカシアは3種あり、お花屋さんで販売されています。

ミモザアカシア(緑色の葉で、葉がオジギソウに似ていてます。花は黄色です。)

銀葉(ギンヨウ)アカシア(葉がシルバーがかってて(グレイッシュな緑)綺麗な葉をつけています。花は黄色です。)

三角葉(サンカクバ)アカシア(葉の形がミモザアカシアと銀葉アカシアと異なり三角形の形をしています。花は黄色です。)

しなだれる姿が可愛いらしいミモザアカシア

ミモザのリース

ミモザアカシアは綺麗なドライフラワーになるので春の玄関をリースで飾るのも素敵です。

注意点

花は落ちやすいので風にあてないよう注意して下さい。
水揚げが悪い際は、切り口を縦に割りを入れるか、叩いて下さい。

日本の産地

千葉県、静岡県、和歌山県、宮崎県

海外の産地

イタリア

属性
マメ目 マメ科 アカシア属
原産地・自生地
オーストラリア
学名
Acasia(種に鋭い棘がある)
英名
Mimosa
和名
銀葉(ギンヨウ)アカシア
三角葉(サンカクバ)アカシア
開花期
1月〜4月
出回り時期
9月〜4月(最盛期は2月)
花言葉
友情、感情的
水揚げ
蕾を咲かす為に、細い枝は斜めに鋏(ハサミ)・フローラルナイフでカット。太い枝は十文字に割りを入れる。
※水上がりは良いお花です。
品種
ミモザアカシア
ギンヨウアカシア
サンカクバアカシア
フランスミモザ
ドライフラワー
○(ドライフラワーとして楽しめます。)
切り花の日持ちの目安
花1週間(萎れ)
栄養剤
◎(効果が大きいので必ず使用して下さい。)
備考
切り花鮮度保持材は、水あげを良くし花の萎れを防ぎますので使用して下さい。
蕾がある場合は、蕾を咲かす為に、糖度の高い品質保持剤(バラ用)を使用して下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。