アマランサス(ハンギングレッド・ハンギンググリーン)の2種が現在花市場に流通しています。垂れ下がる姿が個性的で魅力的なお花です。

食用としてのアマランサス

この変わったお花は、古代南米のインカ文明などでは、種子のために栽培されており、種子を穀物として食用として用い、トウモロコシや豆類に匹敵する重要な作物でした。日本へは江戸時代に主に観賞用として伝来し、東北地方では「アカアワ」などの名前で農家の自給的食料として、食用にも栽培され食されていました。栄養価の高い雑穀として注目され、現在では岩手県を中心に、加工食品として小麦の「麺」に練り込んだり、煎餅、ケーキ、焼酎等にも使用され販売されています。

花の名前の由来は「しおれない、しぼまない」という意味のギリシャ語「amaranthos」からきています。

ヒユ科とは?

熱帯の地域に多い、双子葉植物の分類群。日本では観賞用に栽培するものとして、アマランサス(紐鶏頭)、ケイトウ(鶏頭)、ハゲイトウ(葉鶏頭)、千日紅(センニチコウ)などがあります。

注意点

茎が太く丈夫そうに見えますが、繊細で折れやすいので注意して下さい。

日本の産地

岩手県、群馬県、長野県、愛知県

海外の産地

ペルー

属性
ナデシコ目 ヒユ科 アマランサス属(ヒユ属)
原産地・自生地
熱帯アメリカ、熱帯アフリカ
学名
Amaranthus hypochondriacus
英名
Prince's feather, Grain amaranthus
和名
紐鶏頭(ヒモゲイトウ)
莧(ヒユ)
開花期
8月~10月
出回り時期
6月〜1月
花言葉
心配ご無用、粘り強い精神
水揚げ
水切り
湯揚げ
品種
アマランサスコーダタス(ハンギングレッド、ハンギンググリーン)
アマランサス・ヒポコンドリアクス
ドライフラワー
○(綺麗に色が残り、長く楽しめます。)
鮮度保持材
切り花延命剤
◎(効果が大きいので必ず使用して下さい。)
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は時代と共に変化しますので予めご了承下さい。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますので予めご了承下さい。