ナノハナ(菜の花)・ハナナ(花菜)

菜の花

菜の花はアブラナ属の総称

「菜の花」と分類される植物は存在せず、アブラナ・西洋アブラナを差す総称で、大きく分けると「花菜(ハナナ)」と「油菜(アブラナ)」に分類できます。「菜の花」はアブラナ科 アブラナ属の総称を意味します。

春の訪れを知らせるお花の一つですが、花市場には12月頃から流通しはじめます。お花屋さんに並ぶのは「花菜(ハナナ)」が多く、原種は、西アジアから北ヨーロッパの大麦畑に生えていた雑草で、漢の時代(紀元前221年〜西暦220年)に中国に渡ると栽培作物として栽培され始めました。食用の「花菜(ハナナ)」も12月頃から流通しています。

花菜(ハナナ)

「花菜(ハナナ)」は「ちりめん白菜」を改良したもので、葉に縮みがあり、観賞用と食用があります。
食用は、次々に花蕾が収穫できるよう、よく分枝し、お花屋さんに並ぶ観賞用は、切り花に向くよう、あまり分枝しません。下の蕾から上へ向かって次々と開花していきます。

油菜(アブラナ)

主に植物油の採油目的として栽培され、菜種油と呼ばれています。

注意点

茎が中空で腐りやすいので、花瓶の水を細めに取り替えて下さい。
水は好みますので、花瓶の水の量も注意して下さい。
時間が経過すると花瓶の中でも茎が成長するので注意して下さい。

日本の産地

千葉県、愛知県、大阪府、兵庫県、和歌山県

属性
アブラナ目 アブラナ科 アブラナ属
原産地・自生地
東アジア、ヨーロッパ
学名
Brassica
英名
Turnip rape, Chinese colza
和名
花奈(ハナナ)
菜花(ナバナ)
開花期
2月〜4月
出回り時期
12月〜4月
花言葉
活発、快活、豊かさ、財産
水揚げ
水切り
品種
黒川寒咲きちりめん
伏見寒咲きナタネ
栄養剤
○(効果があるので使用をお勧めします。)
備考
切り花の鮮度保持材は、水の中のバクテリアの発生を防ぎ、蕾が良く咲くのでお勧めです。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。