マトリカリア(フィーバーヒュー)

野に咲くマトリカリア

伝統的な薬用ハーブのお花

枝分かれした細い茎の咲きに沢山花が咲くマトリカリア。ヨーロッパでは古くからハーブとして使用されていました。
現在は品種改良が進み日本では一重咲き、八重咲き等品種も色々あり、観賞用の園芸品種として楽しまれています。
可愛らしい人気のある小花です。見た目の可愛らしさとは違い、菊に似ている強い香りを持っています。
解熱や虫除けに効果のあるハーブとして古くから利用されています。

名前の由来

日本には明治時代に渡来し、当時の学名が「マトリカリア」だったところから、現在でも使用されお花屋さんに並んでます。

カモミールとの違いは?

お花屋さんで販売しているマトリカリアとカモミールは同一のお花ではありません。花の姿や雰囲気が似ているので同じように見えますが、似ている仲間の品種になります。

注意点

水が下がりやすいので余分な葉はできるだけ取り除いて活けて下さい。
葉を取り除く際に茎が折れ易いので優しく手でむしるか、鋏(ハサミ)を使用して葉を取り除いて下さい。
万が一水が下がったら新聞紙で巻いて、湯揚げし深水で養って下さい。

日本の産地

北海道、千葉県、高知県、長崎県

属性
キク目 キク科 マトリカリア属
原産地・自生地
地中海沿岸(バルカン半島)
西アジア(アナトリア半島、コーカサス地方)
学名
Tanacetum parthenium(不老長寿の白い花)
英名
Feverfew
和名
夏白菊(ナツシロギク)
開花期
6月〜7月
出回り時期
周年
花言葉
恋路、集う喜び、忍耐、寛容、楽しむ
水揚げ
水切り後、深水で養う。
湯揚げ後、深水で養う。
品種
ホワイトワンダー、いちごミルク、たまごピンク、たまごオレンジ、シングルペグモ、ダブルスター
ドライフラワー
OK(綺麗にできます。)
栄養剤
×(障害などが出るので使用を控えて下さい。)
備考
切り花鮮度保持材は、糖分の影響で葉が黄変しやすくなりますので使用を控えて下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。