クチナシ(梔子)・ガーデニア

白い花を咲かせるクチナシ(梔子)・ガーデニア

甘い香りがクセになる

「香りの女王」とも称され、梅雨の時期に甘く濃密な芳香を持つ肉厚な花を咲かせるクチナシ(梔子)・ガーデニア。常緑の低木樹ですので街路樹や、庭木や生垣としても良く目にする植物です。葉も艶があり綺麗な鑑賞価値がある葉ですので、花が終わった後は切り葉(グリーン)としても楽しめます。

梅雨の時期に近所でよく咲いています。街路樹としても用いられていますので、是非探してみて香りをかいでみてください。

切り花は、花持ちが短いお花

切り花では八重咲きの品種「八重梔子(ヤエクチナシ)」が流通しています。花持ちが短いためお花屋さんで販売される事も少なく流通量も少ないお花ですが、梅雨の時期の白い花と甘い香りは、私たちを楽しませてくれる魅力的な植物です。

染料・茶・漢方に使用される「くちなしの実」

一重咲きのクチナシ(梔子)は、冬の季節に実を収穫し、乾燥させて、黄色の染料として使用されています。染め物、栗金団や沢庵漬け、お菓子等に利用されています。又、薬理作用があるので、古くから漢方やお茶としても利用されている日本人にとっては生活に馴染みのある植物となっています。

注意点

※お花屋さんで販売されることは珍しいですが、白い花はすぐに傷んできて、花持ちは短く「2日〜3日」傷みも早いので購入する際は注意して下さい。

日本の産地

東京都 伊豆大島

海外の産地

切り花は国産のみ流通しています。

属性
リンドウ目 アカネ科 クチナシ属
原産地・自生地
日本、台湾、中国、インドシナの温帯・亜熱帯
学名
Gardenia jasminoides
英名
Common gardenia
和名
クチナシ
開花期
6月〜7月
出回り時期
4月末〜7月(最盛期は6月)
花言葉
私は幸せ者、とても幸せです、楽しい日々、喜びを運ぶ、優雅、洗練、清潔、夢中
水揚げ
水揚げはやや悪いので、湯揚げし、切り口に十字に割りを入れ深水に養って下さい。
品種
八重梔子(ヤエクチナシ)
ドライフラワー
×(ドライフラワーとしてはお勧め致しません。)
切り花の日持ちの目安
約2日〜3日。花弁が黄変し褐色に変色します。
栄養剤
◎(効果が大きいので必ず使用して下さい。)
備考
白い花弁はすぐに傷み始めます。切り花鮮度保持材は、効果が大きいので必ず使用して下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。