コブシ(辛夷)

木蓮の仲間のお花

春の和花の一つとして数えられる「コブシ」。モクレン科モクレン属の落葉広葉樹で、モクレンの仲間です。早春「3月中旬頃」に葉が出てくる前に6枚の花びらで構成された白い花をたくさん咲かせます。木蓮と比較すると花びらが6枚となっていて、厚みも薄く可憐な印象を受けます。モクレンの花は上を向いて咲きますが、コブシは横向きに咲き、桜のような印象も受けます。田打ち(田んぼを掘る作業)の頃に花が咲くので、別名「田打ち桜」と呼ばれています。

コブシの蕾

コブシの蕾

コブシの蕾は、同じく木蓮に似ていて、フサフサした毛で覆われている皮で守られています。開花すると、皮が落ちますので生けた際はこまめに掃除してあげて下さい。

切り花としてのコブシ

切り花としては、少量が出荷されています。花弁は繊細で傷つきやすく傷みやすいので注意して下さい。

注意点

お花が繊細で傷つきやすいので、生ける際は注意して下さい。

日本の産地

長野県

属性
モクレン目 モクレン科 モクレン属(マグノリア属)
原産地・自生地
日本、朝鮮半島南部の山地
学名
Magnolia kobus
英名
Kobushi magnolia
和名
辛夷 (こぶし)
田打桜(たうちざくら)
開花期
3月頃〜4月頃
出回り時期
1月〜4月(少量出荷)
花言葉
友情、有愛、歓迎、自然の愛
水揚げ
焼き揚げ、湯上げ、水切り(十字割り)
品種
コブシ
ドライフラワー
×(ドライフラワーとしてはお勧め致しません。)
切り花の日持ちの目安
約1週間。 次々に開花し、萎れ、褐変し退色していきます。
栄養剤
◎(効果が大きいので必ず使用して下さい。)
備考
切り花鮮度保持材は、効果が大きいので必ず使用して下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。