野に咲く鈴蘭

谷間に咲く花

日本にも自生するユリ科の宿根草(シュッコンソウ)「鈴蘭」。とても良い香りのする、日本に自生しているお花ですが、現在、お花屋さんに並ぶ鈴蘭は日本原産のものではなくヨーロッパ原産の「ドイツスズラン」という品種がほとんどです。根をつけたまま流通していますので、そのまま活けても素敵な雰囲気になります。根をつけたまま流通している理由は生産者さんが収穫する際に、花茎が短くなって鑑賞価値が下がるため、掘り起こされて出荷されています。鑑賞期間をできるだけ長くしたい方は、根は先の方から老化が始まりますので、切り戻すときは根の先から切っていって下さい。花瓶のサイズによっては根を取り除いて活けても問題はありません。花色は白の他、ピンクが流通しています。

フランスの風習

フランスのパリでは、5月1日は「鈴蘭(ミュゲー)の祭日」で、当日、鈴蘭の花束を贈る人には幸福が訪れるという風習があります。日本でも5月に流通量が増え、お花屋さんでも積極的に販売しています。

注意点

花・葉に非常に強い毒を含んでいるのでお子様が口に入れないように注意して下さい。
活けた後は念のため、手を石鹸で丁寧に洗って下さい。

日本の産地

北海道、長野県

属性
キジカクシ目 ユリ科 スズラン属
原産地・自生地
日本、ヨーロッパ、北アメリカ
学名
Convallaria(谷間に咲く花)
英名
Lily-of-valley
和名
鈴蘭(スズラン)
君影草(キミカゲソウ)
谷間の姫百合(たにまのひめゆり)
開花期
4月〜5月
出回り時期
1月〜6月(最盛期は4月〜6月)
花言葉
再び幸せが訪れる、純粋、純潔、謙遜
水揚げ
水切り
ドライフラワー
×(ドライフラワーとしてはお勧め致しません。)
切り花の日持ちの目安
約5日〜7日間(花のしおれ)
鮮度保持材
切り花延命剤
○(効果があるので使用をお勧めします。)
備考
切り花鮮度保持材は、花の萎れを遅らせますので使用して下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は時代と共に変化しますので予めご了承下さい。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますので予めご了承下さい。