日本で古くから栽培されているお花
日本原産の宿根草(しゅっこんそう)の「都忘れ(ミヤコワスレ)」。本州(箱根より南の地域)、四国、九州の山野に自生するキク科、深山嫁菜(ミヤマヨメナ)を品種改良した園芸品種。江戸時代頃から品種改良が始まっていた、歴史あるお花です。見るからに菊やアスターを思い出させる和の雰囲気があります。
花色は青紫、青、白、桃色など多種が流通しています。生け花にも良く利用されるお花となっています。
別名「深山嫁菜」の由来
都忘れ(ミヤコワスレ)の別名「深山嫁菜」。名前の由来は、現代の食用の「春菊」の様に春の若菜を食す習慣があり、「最も美味で、やさしく美しいから」という事で嫁菜、山の深い所で咲く嫁菜が由来と言われています。因に「春菊」は春花が咲く事が名前の由来で冬から春にかけて現在でも食用の野菜として食されています。お花屋さんで販売されている「深山嫁菜」は観賞用として栽培されていますので、食用としては用いないで下さい。
注意点
余分な葉や硬い蕾は整理し、活けて下さい。
日本の産地
群馬県、千葉県、徳島県、福岡県
- 属性
- キク目 キク科 ミヤマヨメナ属
- 原産地・自生地
- 日本
- 学名
- Gymnaster savatieri
- 英名
- Gymnaster
- 和名
- 野春菊(ノシュンギク)
深山嫁菜(ミヤマヨメナ)
都忘れ(ミヤコワスレ)
六月菊(ログガツキク)
- 開花期
- 4月~6月
- 出回り時期
- 2月〜6月(最盛期は3月〜5月)
- 花言葉
- しばしの憩い、別れ、短い恋、また会う日まで
- 水揚げ
- 水切り、湯揚げ
- ドライフラワー
- ×(ドライフラワーとしてはお勧め致しません。)
- 切り花の日持ちの目安
- 約1週間(花びらの萎れ、葉の黄変)
- 栄養剤
- ◎(効果が大きいので必ず使用して下さい。)
- 備考
- 切り花鮮度保持材は、花の萎れを防ぐため使用して下さい。
- 他のキク科のお花を調べる
- ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
- ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
- ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。