ニゲラ

野に咲く青と白のニゲラ

花びらが退化して存在しない花

日本へは江戸時代に渡来した一年草のお花「ニゲラ」。春に開花する独特な雰囲気をもっている花。花びらに見えるのは萼(ガク)です。糸状の切れ込みのある苞(ホウ)に包まれた他の花には無い姿が人気です。本当の花びらは退化して無くなっています。

ニゲラの花の色の種類は?

白い花のニゲラ

青い花のニゲラ

色数はそれ程多くなく、白、水色、紫、グリーンの4種が生産されお花屋さんで販売されます。よく見かけるのは白と青色のニゲラです。

野に咲く青いニゲラ

日を浴びる青いニゲラ

ドライフラワーになるニゲラの実

ニゲラの実

花が終わった「ニゲラの実」もお花屋さんに並びます。面白い形をしています。実はドライフラワーにもなりますので長い間楽しめます。

注意点

小さな蕾は咲かないので注意して下さい。

日本の産地

北海道、福岡県

属性
キンボウゲ目 キンボウゲ科 クロタネソウ属
原産地・自生地
地中海沿岸
学名
Nigella(黒い種の花)
英名
Love-in-a -mist
和名
黒種草(クロタネソウ)
開花期
4月下旬~7月上旬
出回り時期
10月〜7月(年明けから流通量が増え、最盛期は4月・5月)
花言葉
夢の中の恋、未来、ひそやかな喜び、当惑
水揚げ
水切り
品種
ミスジーキル(青)、ケンブリッジブルー(濃い水色)、グリーンマジック(緑)、マルベリーローズ(ピンク)、アフリカンブライド(白)、ブラックポッド(ニゲラの実)
ドライフラワー
△(ニゲラの実はドライフラワーとして楽しめます。)
切り花の日持ちの目安
約5日〜7週間(花びらに見える萼の落花。花瓶の水につかった茎の腐り。)
栄養剤
○(効果があるので使用をお勧めします。)
備考
切り花鮮度保持材は、萼の落花は止められませんが、花瓶の水につかった茎の腐りを防ぎ、大きな蕾の開花を促進するので使用して下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。