松

日本人に馴染みの深い常緑針葉樹

日本の野山にも自生し、なじみ深い代表的な針葉樹「松」。常緑樹ですので一年中青々とした緑を保つことから、健康や長寿の象徴として、生活の中で親しまれきた植物です。子供時代は松ぼっくり・松笠を拾って集めたりした方も多いのでは?海岸沿いでは防風林として人々の生活に役立てられています。

松の雄花

松の雄花
松の雄花に花が咲いた写真

上の写真が松の雄花。下の写真は松の雄花に花が咲いた際の写真です。黄色い花粉がついています。風が吹くと花粉が飛ばされ先端に咲く雌花が受粉します。受粉すると実がなり、やがて乾燥し松笠となり落花します。

お正月には

お正月には、まっすぐ上に向かって伸びる樹形に子孫繁栄や未来への発展の祈願を込めて、正月やお祝いごとの花材としてもよく利用されます。

松の品種

針のような葉が2本の「二葉松(黒松、赤松、大王末)」と、葉が5本の「五葉松」と分類できます。

注意点

切り戻したときは、切り口から松やにが出ますのでアルコールで湿らせた布で拭き取って下さい。
かなりベタつきますので万が一手についたら、石鹸で丁寧に洗い落として下さい。

日本の産地

青森県、秋田県、茨城県、長野県、兵庫県、愛媛県

属性
マツ目 マツ科 マツ属
原産地・自生地
北半球の亜寒帯〜亜熱帯(日本にも自生)
学名
Pinus
英名
Pine
和名
松(マツ)
開花期
5月
出回り時期
周年
花言葉
不老長寿、永遠の若さ、向上心、勇敢、同情、慈悲
水揚げ
水切り
品種
大王松(ダイオウマツ・・・松の中で最も長い葉を持つ)
五葉松(ゴヨウマツ・・・葉が5本ずつまとまってつきます)
蛇の目菊(ジャノメギク・・・葉の部分が緑と黄色のまだら)
ドライフラワー
○(ドライフラワーとしても楽しめます。)
切り花の日持ちの目安
約1ヶ月
鮮度保持材
切り花延命剤
△(特に必要ありません。)
備考
切り花鮮度保持材は、特に効果が無いので使用する必要はございません。
関東近県では埼玉県の盆栽町・盆栽美術館でも松の盆栽を鑑賞する事ができます。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は時代と共に変化しますので予めご了承下さい。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますので予めご了承下さい。