シキミ(樒)

庭に生い茂る樒(シキミ)の葉

お墓、仏壇、葬儀に欠かせない伝統的な樹木

葉には強い香りがあり、樒(シキミ)の葉の乾燥粉末はお線香の原料となっています。地域の伝統・文化・風習によって異なり、関西地方では神事には「榊(サカキ)」、仏事には「樒(シキミ)」を用います。葬式に贈る供花(くげ)として「樒(シキミ)」を故人にお供えます。宗派によっては根付きのものを使用する伝統がありますので、お供えする際、供花を贈る際は事前に確認して下さい。

名前の由来

樹木全体に毒を持っていて、果実も猛毒な事から、「悪しき実」が訛って「樒(シキミ)」と呼ばれるようになりました。

樒(シキミ)の白い花

樒(シキミ)は神事、仏事には葉を用いますが、春には白い花を咲かせます。実もなりますが食べると死に至る可能性が高く、猛毒を持った植物です。

注意点

全体に毒を持っていますので、注意して下さい。

日本の産地

静岡県、和歌山県

海外の産地

中国

属性
アウストロバイレヤ目 シキミ科 シキミ属
原産地・自生地
日本(茨城県より西の地域)
学名
Illicium(香りで誘惑する木)
英名
Japanese star anise
和名
樒(シキミ)
開花期
3月〜4月
出回り時期
周年
花言葉
猛毒、甘い誘惑、援助
水揚げ
水切り
ドライフラワー
×(ドライフラワーとしてはお勧め致しません。)
切り花の日持ちの目安
非常に長い
栄養剤
△(特に必要ありません。)
備考
切り花鮮度保持材は、特に効果がないので使用する必要はございません。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。