ウメ(梅)

咲き乱れる梅
野に咲く梅

古来より愛されてきた、縁起の良いお花

中国原産のバラ科サクラ属の落葉高木「梅(ウメ)」。12月の年末から1月にかけてお花屋さんでは切り花や盆栽として店頭に並びます。品種を分類すると観賞を目的とした「花梅(はなうめ)」、食用として実の採取を目的とした「実梅(みうめ)」に分類できます。
梅が日本に渡来したのは奈良時代・平安時代頃。貴族は庭先に梅を植樹し鑑賞用として楽しまれるようになりました。冬咲く花として香りもよく江戸時代に縁起のよいものとされるようになりました。

花を咲かせる白梅
梅の蜜を吸うミツバチ

寒い冬空の下で見ると、桜と同じく心に響く花姿です。

食用としての梅

梅が渡来した際は、鑑賞用としても重宝されましたが、梅の実は和菓子の材料として用いられ始めました、効用が知るに従って長期保存できる塩漬け方法が考案され梅干しとして定着したと言われています。

注意点

梅の花の香りはとても良いので切り花としても楽しんでみて下さい。
冷たい風にあてないよう、注意して下さい。

日本の産地

群馬県、石川県、福井県、京都府

属性
バラ目 バラ科 スモモ属・サクラ属
原産地・自生地
中国
学名
Prunus mume(スモモと梅)
英名
Japanese apricot
和名
梅(ウメ)
開花期
1月〜3月
出回り時期
12月〜1月
水揚げ
水切り(水揚げは良いお花です。)
ドライフラワー
×(ドライフラワーとしてはお勧め致しません。)
切り花の日持ちの目安
約2週間(花の萎れ)
栄養剤
◎(効果が大きいので必ず使用して下さい。)
備考
切り花鮮度保持材は、花が良く咲きますので必ず使用して下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。