実を提灯に見立てるお花
ホオズキは切り花より鉢植えの方が一般的ですが、萼(ガク)が発達したオレンジ色の袋がついた状態で、切り花としても生産者の元から出荷され流通しています。実の中にキンカンの様なオレンジ色の果実があり、その中に種があります。
ホオズキの花
ホオズキは初夏に白・クリーム色の花を咲かせます。咲いた後に提灯のような緑色の袋に入った果実ができ、お盆頃に赤く色づきます。切り花としてホオズキの花は流通していません。
日本での習慣
ホオズキの実を死者の霊を導く提灯に見立て、お盆に仏壇に供える習慣があります。
食用のホオズキ
日本では観賞用のホオズキが一般的ですが、食用のホオズキも栽培され出荷されています。アメリカではデザートとして食されているようです。
ほおずき市の由来
浅草のほおずき市も有名ですが、元々は東京都 港区 愛宕にある愛宕神社(アタゴジンジャ)で開催される千日詣り(毎年6月23日・24日)から始まっています。この日に愛宕神社を参拝すれば、千日分のご利益があると言われており、昔から信仰がありました。境内で自生していたほおづきを飲めば子供の癇・婦人病に効くと言われていたのが始まりです。その縁日で薬草として「ほおずき」が売らるようになり「ほおずき市」が開催されるようになりました。
日本の産地
長野県、静岡県、京都府、大分県、佐賀県
- 属性
- ナス目 ナス科 ホオズキ目
- 原産地・自生地
- 東アジア原産とされていますが、詳しい自生地はわかっていません。
- 学名
- Physlis alkekengi(袋の様な花)
- 英名
- Chinese lantern plant
- 和名
- 鬼灯(ホオズキ)
酸漿(ホオズキ)
- 開花期
- 7月〜8月
- 出回り時期
- 7月・8月
- 花言葉
- 慈愛
- 水揚げ
- 水切り
- ドライフラワー
- ○(ドライフラワーとして楽しめます。)
- 切り花の日持ちの目安
- 約1週間。
葉の萎れ、葉の黄変。
- 栄養剤
- ○(効果があるので使用をお勧めします。)
- 備考
- 切り花鮮度保持材は、葉の萎れを防ぐため使用して下さい。
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- ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
- ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
- ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。