クレマチス

クレマチスの花

つる状の人気のお花

ギリシア語の「klema(つる)」に由来する「クレマチス」。日本に自生している風車(カザグルマ)。江戸時代に中国から渡来した鉄線(テッセン)をシーボルトがヨーロッパに持ち帰り品種改良されて、明治時代に日本に渡来したのがクレマチスと呼ばれている園芸品種です。

クレマチスは大きく分けて、花をベル型に咲かす「ベルテッセン」と、大輪の花を咲かす「一重・八重咲き」の2種類のタイプに分類できます。

いずれもお花屋さんでは人気のお花の一種になります。

鉄線の写真

クレマチス・鉄線

クレマチスの実も切り花として流通

クレマチスの実の写真

この綺麗な幾何学模様の姿をしているクレマチスの実は切り花として流通しお花屋さんに並びます。クレマチスの実はドライフラワーとしても楽しめます。

注意点

水が下がりやすいので水揚げをしっかり行って下さい。
活ける前に水が下がったら、下記の方法で水揚げを行って下さい。
・新聞紙で包んで、湯揚げ。その後深水へ付けて下さい。
・切口を十時に割り、ハッカ油に30秒~1分程浸し。その後深水へ付けて下さい。

日本の産地

長野県、岡山県、香川県

属性
キンポウゲ目 キンポウゲ科 クレマチス属(センニンソウ属)
原産地・自生地
日本、中国
学名
Clematis
英名
Clematis
Traveller’s joy
Leather flower
和名
風車(カザグルマ)、鉄線(テッセン)は品種名で、クレマチス全体を意味しません。
昔から使用されているクレマチスを意味する呼び名はありません。
開花期
4月〜10月
出回り時期
3月〜11月(最盛期は5月〜7月)
花言葉
精神の美、旅人の喜び、策略
水揚げ
水切り、湯揚げ、焼き揚げ
品種
【一重・八重咲き】
ニオベ、ピンクファンタジー、舞姫、デュランディー、ザ・プレジデント、彗星1号、キリ・テ・カナワ、藤娘、ベル・オブ・ウォーキング、アンナヘルマン、バイオレットエリザベス、テッセン(鉄線)、ダッチェス・オブ・エジンバラ
【ベルテッセン】
サンセットベル、ミセスモモエ、ピエロ、ヘンダーソニー、バイオレットベル、エトワールローズ、篭口(ロウグチ)、モモカベル、スカーレット
ドライフラワー
△(クレマチスの実はドライフラワーとして楽しめます。)
切り花の日持ちの目安
約4日間(水下がりによるベントネック、花びらの落花)
※日持ちが短い花になります。
栄養剤
○(効果があるので使用をお勧めします。)
備考
切り花鮮度保持材は、花の萎れとベントネックを防ぎますので使用して下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。