神棚や祭壇に供え、神事の際に奉られる木
サカキ(榊)は、ツバキ科 サカキ属の常緑低木樹です。常緑樹として葉が年中青々としている事から、縁起が良いとされ、神事(シンジ・カミゴト)で奉られるようになりました。神事では「神様」と「現世」を繫ぐ事から「境の木」として、「栄える」木が「栄木」となったことから、と2つの説があり「榊(サカキ)」という名前の由来となっています。田舎では家の庭によく植えられ、それを用いて神棚に供えています。
現在でも街のお花屋さんでは必ずといっていいほど並んでいる日本人にとって大切な木の葉です。
榊(サカキ)の供え方
神棚には榊立てを使用
神棚に榊(サカキ)をお供えする際は、榊立て(サカキタテ)を使用して下さい。必ず1対あると思いますので、榊も1対(2つ)必要です。神棚にお供えする榊(さかき)は毎月の1日と15日に取り替えるのが一般的ですが、忘れない様に榊(サカキ)は酒と一緒に「1日、15日」に月2回、取り替えるという習慣ができていますことから、枯れてきたら新しいものと取り替えることも必要です。
榊(サカキ)の本数は?
地域によってルールが異なります。1本の地域もありますし、束で供える地域もありますので、分からない方はご家族の方にお聞きしてみて下さい。
榊(サカキ)の花は?
榊(サカキ)の花は6月頃に丸い小さな卵みたいな蕾から、クリーム色に近い白い花を咲かせます。
お墓参りの際は榊(サカキ)をお供えしていいてのか?
神道の場合は伝統的に「お榊(オサカキ)」をお供えする事が伝統となっています。仏教の際は「菊」を中心に仏花を奇数(3本・5本・7本)を供えることとなっています。基本的には対にお供えし、花差しが1つの時は左に供えて下さい。
注意点
特に無し
日本の産地
和歌山県、鹿児島県、その他
海外の産地
中国
- 属性
- ツツジ目 ツバキ科 サカキ属
- 原産地・自生地
- 日本、中国、ヒマラヤ山脈
- 学名
- Cleyera japonica
- 英名
- Japanese cleyera
- 和名
- 榊(サカキ)
- 開花期
- 6月
- 出回り時期
- 周年(12月若干流通量が増加しますが、安定して出回っています。)
- 花言葉
- 崇高な
- 水揚げ
- 水切り(水揚げは良い葉です。)
- ドライフラワー
- ×(ドライフラワーとしてはお勧め致しません。)
- 切り花の日持ちの目安
- 1週間以上(発根する事もあります)
- 栄養剤
- △(特に必要ありません。)
- 備考
- 切り花鮮度保持材は、特に効果がないので使用する必要はございません。
- 他のツバキ科のお花を調べる
- ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
- ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
- ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。