ヒサカキ(非榊)

奉られる非榊(ヒサカキ)

榊(サカキ)に似ている別の樹木

名前の由来は榊(サカキ)と似ていて、小さいことから「姫榊(ヒメサカキ)」と呼ばれ、それが訛って「非榊(ヒサカキ)」となったと言われています。又、榊(サカキ)に似ていて、榊(サカキ)で非ずものと言う意味で「非榊(ヒサカキ)」になったと言う説もりますが、いずれもはっきりはしていません。
榊(サカキ)と比較すると非榊(ヒサカキ)は、葉の外側には「鋸歯(きょし)」と呼ばれる、ギザギザしたフォルムを持っています。

非榊(ヒサカキ)は地方によって呼び名が異なり、下草(したくさ)と呼んだり、兵庫県では「ビショギ」、和歌山県では「ビシャコ」と呼んでいます。

関東地方の非榊(ヒサカキ)

昔、関東地方では「榊(サカキ)」が少なかった為、「非榊(ヒサカキ)」を「榊(サカキ)」の代わりとして神事(シンジ・カミゴト)に用いてました。関東地方ではこういった背景により「榊(サカキ)」を「本榊(ホンサカキ)」と呼ぶようになりました。

関西地方の非榊(ヒサカキ)

関西地方では、「非榊(ヒサカキ)」を仏花の裏当てとして使用し、菊(キク)、リンドウ、スターチス、赤いカーネーション等を束ねて仏花としてお供えしています。

注意点

特に無し

日本の産地

兵庫県、茨城県、千葉県、大阪府、奈良県

海外の産地

中国

属性
ツツジ目 ツバキ科 サカキ属
原産地・自生地
日本、朝鮮半島、中国
学名
Euya japonica
和名
非榊(ヒサカキ)
開花期
2月〜4月
出回り時期
周年
花言葉
神を尊ぶ
水揚げ
水切り
ドライフラワー
×(ドライフラワーとしてはお勧め致しません。)
切り花の日持ちの目安
約2週間。 葉に黒点、黒変がみられます。
栄養剤
△(特に必要ありません。)
備考
切り花鮮度保持材は、特に効果がみられないので使用する必要はございません。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は気候や状況次第で変化しますのでご注意ください。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますのでご注意ください。
花図鑑

花図鑑

一般的なお花屋さんに並ぶお花を中心に図鑑形式で、花の名前や特徴を紹介しています。

切り花を生ける際のポイントやドライフラワーとして楽しめるかどうかも紹介しています。