芍薬

6月のバラと呼ばれる花

「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と諺(コトワザ)にも使われている美しい様を形容する際にも使用されているお花。ヨーロッパでは6月のバラとも言われており(バラの最盛期は5月です)、品種改良も盛んで流通量も多く、美しく豪華な人気のお花です。香りも菊の様なスッキリとした清涼感ある香りと、バラの様な甘い芳香を併せ持っています。

アジアに自生し19世紀にはフランスを中心にヨーロッパで品種改良が進んだ花。日本には江戸時代には「茶花」として鑑賞され、品種改良も行われた古典園芸植物です。

注意点

蕾の状態のものをお花屋さんで購入しても、満開になるまで楽しめるのでお勧めです。
蕾に蜜がついている場合は、咲きやすくする為に、水で洗い流して下さい。
葉が多い場合は、整理してから活けると長く楽しめます。
芍薬は水が下がったら、新聞紙で頭の先15cm位を残し、しっかり巻いて、上の部分を巻いて閉じて下さい。逆さにして新聞紙を濡らし、深水(茎の半分以上)につけて下さい。

日本の産地

茨城県、新潟県、長野県、福井県、和歌山県、徳島県

海外の産地

ニュージーランド

属性
ユキノシタ目 ボタン科 ボタン目
原産地・自生地
アジア(中国、モンゴル、朝鮮半島北部)
学名
Paeonia lactiflora
英名
Peony
和名
芍薬(シャクヤク)
開花期
5月〜6月
出回り時期
3月〜7月(4月〜6月が最盛期)
花言葉
はにかみ、内気、生まれながらの質素
水揚げ
水切り
湯揚げ
焼き揚げ
※芍薬は水揚げ時に葉を残したい場合は、3枚に分かれている真ん中を間引くと水が揚がりやすくなります。
品種
エッチドサーモン、つばき姫、富士、イエロークラウン、信濃の春、つばき姫、ポーラフェイ、白妙、氷点、マキシマ、古都の光
ドライフラワー
OK(乾燥によりボリュームは相当無くなりますが、色も綺麗に残ります。)
鮮度保持材
切り花延命剤
◎(効果が大きいので必ず使用して下さい。)
備考
切り花の鮮度保持材は蕾を確実に大きく咲かせる為に必ずしようして下さい。
  • ※日持ちの目安はあくまでも目安の基準としてご利用下さい。
  • ※開花期・出回り時期は時代と共に変化しますので予めご了承下さい。
  • ※ドライフラワーは時間とともに色褪せていきますので予めご了承下さい。